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阿倍仲麻呂・土佐日記

十九日。日悪しければ、船出ださず。 十九日。天候が悪いので、船を出さない。 ・十九日(とおかあまりここのか) … 名詞 ・日 … 名詞 ○日 ...
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にくきもの・枕草子

にくきもの、急ぐ事ある折に来て、長言するまらうど。 いやなもの、急ぐ用事がある時に来て、長ばなしをする客人。 ・にくき … ク活用の形容詞「にくし」の連体形 ○にくし&ens...
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歌ゆえに命を失ふ事・忠見と兼盛

天徳の御歌合のとき、兼盛、忠見、 天徳の歌合のとき、兼盛と忠見が、 ・天徳(てんとく) … 名詞 ・の … 格助詞 ・御歌合(おんうたあわせ)&ensp...
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大江山・古今著聞集

和泉式部、保昌が妻にて丹後に下りけるほどに、 和泉式部が、保昌の妻として丹後に下った頃に、 ・和泉式部(いずみしきぶ) … 名詞 ・保昌(やすまさ) … ...
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渚の院・伊勢物語

昔、惟喬親王と申す親王おはしましけり。 昔、惟喬親王と申し上げる親王がいらっしゃいました。 ・昔 … 名詞 ・惟喬親王(これたかのみこ) … 名詞 ・と...
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祭主三位輔親の侍・十訓抄

七条の南、室町の東一町は、祭主三位輔親が家なり。 七条大路の南、室町小路の東の一町は、祭主三位輔親の家である。 ・七条 … 名詞 ・の … 格助詞 ・南...
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小野の雪・伊勢物語

・敬意の方向はすべて「筆者から惟喬親王へ」です。 昔、水無瀬に通ひ給ひし惟喬の親王、 昔、水無瀬にお通いになった惟喬の親王が、 ・昔 … 名詞 ・水無瀬(みなせ...
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二月つごもりごろに・枕草子

二月つごもりごろに、風いたう吹きて、空いみじう黒きに、 二月の末ごろに、風がひどく吹いて、空がたいそう暗いのに、 ・二月(きさらぎ) … 名詞 ・つごもり …&en...
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月やあらぬ・伊勢物語

昔、東の五条に、 昔、東の京の五条に、 ・昔 … 名詞 ・東(ひむがし) … 名詞 ・の … 格助詞 ・五条 …&ens...
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木の花は・枕草子

木の花は、濃きも薄きも紅梅。 木の花は、濃いのも薄いのも紅梅がすばらしい。 ・木 … 名詞 ・の … 格助詞 ・花 … 名詞 ・は...
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すさまじきもの・枕草子

すさまじきもの、昼ほゆる犬。春の網代。 興ざめするもの、昼にほえる犬。春の網代。 ・すさまじき … シク活用の動詞「すさまじ」の連体形 ○すさまじ … 興...
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村上の先帝の御時に・枕草子

村上の先帝の御時に、 前の村上天皇の御代に、 ・村上の先帝(せんだい) … 名詞 ○先帝 … 先代の天皇 ・の … 格助詞 ・御時...
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