古文

古文

児のそら寝・宇治拾遺物語

今は昔、比叡の山に児ありけり。 今となっては昔のことだが、比叡山の延暦寺に児がいた。 ・今 … 名詞 ・は … 係助詞 ・昔 … 名...
古文

成方といふ笛吹き・十訓抄

成方といふ笛吹きありけり。 成方という笛吹きがいた。 ・成方 … 名詞 ・と … 格助詞 ・いふ … ハ行四段活用の動詞「いふ」の連...
古文

なよ竹のかぐや姫・竹取物語

今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。 今では昔のことだが、竹取の翁という者がいた。 ・今 … 名詞 ・は … 係助詞 ・昔 … 名詞 ...
古文

用枝の篳篥・古今著聞集

志賀憎正明尊、もとより篳篥を憎む人なりけり。 志賀僧正明尊は、もともと篳篥を嫌っている人だった。 ・志賀憎正明尊(しがのそうじょうみょうそん) … 名詞 ・もとより&ens...
古文

能は歌詠み・古今著聞集

花園の左大臣の家に、初めて参りたりける侍の、 花園の左大臣の家に、初めて参上した侍が、 ・花園 … 名詞 ・の … 格助詞 ・左大臣 …&en...
古文

かぐや姫の嘆き・竹取物語

八月十五日ばかりの月に出でゐて、かぐや姫いといたく 八月十五日ごろの月に出て座って、かぐや姫はとてもひどく ・八月(はづき)十五日 … 名詞 ・ばかり …&ens...
古文

やさし蔵人・今物語

大納言なりける人、 大納言であった人が、 ・大納言 … 名詞 ・なり … 断定の助動詞「なり」の連用形 ・ける … 過去の助動詞「け...
古文

博雅の三位と鬼の笛・十訓抄

博雅の三位、月の明かかりける夜、直衣にて、朱雀門の前に遊びて、 博雅三位が、月が明かるかった夜、直衣姿で、朱雀門の前を歩き回り、 ・博雅の三位 … 名詞 ・月 …&...
古文

五月ばかりなどに山里に歩く・枕草子

五月ばかりなどに山里に歩く、いとをかし。 五月ごろなどに山里を乗りまわるのは、たいへん情趣がある。 ・五月(さつき) … 名詞 ・ばかり … 副助詞 ・...
古文

中納言参り給ひて・枕草子

中納言参り給ひて、御扇奉らせ給ふに、 中納言が参上なさって、御扇を差し上げなさる時に、 ・中納言 … 名詞 ・参り … ラ行四段活用の動詞「参る」の連用形...
古文

はしたなきもの・枕草子

はしたなきもの。 きまりの悪いもの。 ・はしたなき … ク活用の形容詞「はしたなし」の連体形 ○はしたなし … きまりが悪い ・もの …&en...
古文

大江山・十訓抄

和泉式部、保昌が妻にて、丹後に下りけるほどに、 和泉式部が、保昌の妻として、丹後の国に下ったころに、 ・和泉式部 … 名詞 ・保昌 … 名詞 ・が&en...
error: Content is protected !!