古文 ゆく川の流れ ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。 流れてゆく川の流れは絶えることがなくて、しかも、もとの水ではない。 ・ゆく…カ行四段活用の動詞「ゆく」の連体形 ・川…名詞 ・の…格助詞 ... 2021.06.13 古文
古文 通ひ路の関守・伊勢 昔、男ありけり。 昔、男がいた。 ・昔…名詞 ・男…名詞 ・あり…ラ行変格活用の動詞「あり」の連用形 ・けり…過去の助動詞「けり」の終止形 東の五条わたりに、いと忍びて行きけり。 東... 2021.06.12 古文
古文 割り持ちたる鏡 昔、徳言といふ人、陳氏と聞こゆる女にあひ具したりけり。 昔、徳言という人は、陳氏と申し上げる女性と連れ添い暮らしていた。 昔…名詞 徳言(とくげん)…名詞 と…格助詞 いふ…ハ行四段活用の動... 2021.05.23 古文
古文 初冠・伊勢物語 昔、男、初冠して、平城の京、春日の里に、しるよしして、狩りにいにけり。 昔、男が、元服して、奈良の都、春日の里に、領有している縁で、狩りに行った。 昔…名詞 男…名詞 初冠…名詞 初冠…男子... 2021.04.20 古文
古文 安倍晴明と百鬼夜行 ・ 今昔物語集第二十四の十六「安倍晴明、忠行に随ひて道を習ふ語」です。 今は昔、天文博士安倍晴明といふ陰陽師ありけり。 今では昔のこと、天文博士の安倍晴明という陰陽師がいた。 古にも恥ぢ... 2019.08.16 古文